最初はシロアリではないと思っていたのに、実は自宅にシロアリがいることも!

自宅がシロアリの被害にあい、対策を行った方のエピソードを紹介します。

素人の手に負える相手ではない

私が生まれ育った家は鉄筋コンクリート構造の一軒家、台風などの天候にはビクトもしなかったのですが、近頃は経年劣化がアチコチに現れるようになりました。

鉄筋コンクリート構造のため我が家はシロアリとは無縁と思っていたのですが、数年前の朝、カーテンを開けるとガラスに数匹の黒い虫が付いていたため、その時は建付けが悪くなった窓の隙間から虫が入って来たぐらいにしか思わなかったのですが、それから数日後、朝起きてカーテンを開けると、同じ黒い虫がガラス一面に沢山へばり付いていました。

その時は一瞬シロアリのことが脳裏に浮かんだのですが、シロアリと言うくらいだから色は白のはず、我が家のガラスにへばり付いている虫は黒色、私が知っているアリは地面に列をなし羽はないのですが、ガラスにへばり付いている黒い虫には羽があったため、シロアリであることを排除しました。

黒い虫の大群が現れたのは雨が降った翌日の温かい朝、そのため、陽気な天候に虫達も誘われたのかと呑気に考えたのですが、翌朝にも黒い虫は沢山現れました。

数匹の虫であれば、指で掴んで処分をすることが出来ますが、数百匹の虫、しかも羽が付いているため、一網打尽にするには一気に処分をするしかなく、思いついたのは掃除機、朝に掃除機を使用するのは近隣に迷惑と思いましたが緊急事態、黒い虫にとって掃除機は非力、大群であってもアッという間に処分をすることに成功をしました。

ガラスには虫はいなくなりましたが、掃除機の中に大群が居ると思うと気持ちが悪いため、念のために掃除機を稼働した状態でノズルから殺虫剤を噴射しました。

普段とは異なる使い方をしたため、掃除機の手入れをすると、大群の黒い虫は全て息絶えていました。

人間VS虫では人間の圧勝、人間を舐めるなよと思い意気揚々としていたのですが、暫くは虫の残党に悩まされることに。

梅雨が終わり夏になると残党も見ることがなくなりホッとしていたのですが、翌年の梅雨の頃にも黒い虫の大群が再び襲来。

家に大量発生した虫の正体

2年続けて起こったため、これは窓の隙間から入ったレベルの話ではないと思い、何処から来たのか突き止めようと思い探していると、フローリングの床の隙間から次から次へ虫が出て来て、その光景は私が知っている列をなすアリそのものでした。

成長で名前が変わる出世魚がいるように、もしかして我が家にいる黒い虫も、成長をすれば黒髪が白髪になるように白色の虫になるのでは?

もし我が家の黒い虫がシロアリであったなら大変、しかし、我が家は鉄筋コンクリート構造、アリが鉄筋やコンクリートを食べるとは思えず、シロアリであることをまたしても排除してしまいました。

我が家の黒い虫は、フローリングの床の隙間から出て来ていたため、床の下に奴らの住処があることは明らかでしたが、床を剥がすわけにはいかないため、床の隙間から殺虫剤を噴射、すると奴らは弱り始めたため、これはイケると思ったのですが、奴らはしぶとく、市販されているアリ専用の殺虫剤を噴射してようやく処分をすることが出来ました。

前年のこともあり私は念には念を入れ残党どもも一網打尽にするため、拡散力の高い殺虫剤も使用、すると残党どもも現れなくなりました。

これで黒い虫に悩まされることはないと思っていたのですが、翌年の梅雨の頃、再び奴らは現れ再戦、その年も同じ方法で人間の圧勝になったのですが、度重なる戦いでダメージを受けたのはフローリングの床、気付いた時には歩くと必ずキーキー軋む音がするように。

フローリングの床自体には損傷は見られないのですが、繋ぎ目の木材がスポンジのようにフニャフニャ、「なんじゃこれは」と思ったのですが、フニャフニャになっているのは黒い虫が現れたところ、これは奴らの仕業で間違いはないと思い、ようやくネットで検索をすると、奴らの正体がシロアリと判明。

人間の圧勝は間違い、奴らは負けたフリをしていただけで、確実に我が家を侵食していました。

掃除機もアリ専用の殺虫剤でも埒が明かないでは、一般人の私としてはお手上げ、プロに任せるしかなく専門業者に依頼をしましたが、我が家にはシロアリ並に食べ盛りの子供がおり、シロアリ駆除に大金は掛けられませんでした。

そのため、業者さんには無理を言って問題のある箇所だけを駆除、建物の劣化は恐らく他にも及んでおり、目の届かないところでシロアリに侵食をされていると思いますが、子供が自立をしてお金が掛からなくなるまでは騙し騙しで退治するしかありません。

 

シロアリではないと思っていたものがシロアリでは、辛いところ。

続いてもシロアリを発見してしまった方のエピソードです。

 

シロアリを家の周りで発見してしまった時の私の経験談

10年ほど前に、私達夫婦は長年夢に見ていた一戸建てのマイホームを、八王子に程近いみなみ野というところで購入しました。

木造2階建てで、当時築10年の南東が道路に面した角地に建てられていた中古の物件です。

購入後、入居する前にリフォームを行い、その際、リフォームをお願いした工務店さんに、南側の道路に面した駐車場の上にウッドデッキを造ってもらいました。

車はウッドデッキの下に収まるようになっています。

あれから約7年が経ち、雨曝しだったウッドデッキはかなり腐食が目立つようになってきていました。

そこで意を決して、自力でウッドデッキの塗装をやり直そうと、全体の腐食状況を点検していた時でした。

駐車場と庭の境のコンクリの躯体の上に渡してあったウッドデッキの土台の木が、庭に植えてあったアイビーに覆われていたため酷く朽ちているのに気が付きました。

指で強く押すと崩れてしまうぐらいに木は腐っていました。

躯体を疵付けないようにノコギリで土台を切断してみると、木の内部から無数のシロアリが出てきました。

数箇所切断してみましたが、何れの切断箇所からもシロアリが見付かりました。

家自体へのシロアリによる被害ではなかったのですが、ウッドデッキは家に隣接していて、躯体の端は家に直結しています。

シロアリの家内部、特に床下への侵入が心配でした。取り合えず近くのホームセンターで、シロアリ専用の防虫剤を購入してきて散布しました。

シロアリ駆除業者への選定と連絡

シロアリの被害については、以前住んでいたマンションで、管理組合の理事をしていた時に経験していたので多少は知っていました。

当時、営繕担当の理事をしていて、住人からのシロアリ被害の連絡があり、害虫駆除の専門業者の人と一緒に現場を見に行きました。

現場は1階の和室で、畳を裏返すとシロアリにやられて畳はボロボロになっていました。

その時の印象が鮮烈だったので、とにかく専門の業者に早く見てもらおうと思いました。

早速ネットで、シロアリの駆除を扱っている業者を検索し、幾つかの業者をピックアップしました。

それと同時に、シロアリの駆除に関する書き込みも検索して、シロアリに関する知識や、ピックアップした業者の口コミなども出来るだけ多く読み漁りました。

ピックアップした業者からの絞込みでは、駆除に要する費用、駆除に関する工法や使用する薬剤、会社の姿勢(自社対応かどうか、施工に関する保証など)、日本しろあり対策協会への入会の有無、その他実績や口コミなどを参考にしました。

最終的には、木材に精通した某大手ログハウスメーカーのグループ会社を選びました。

この会社では、自社スタッフが直接駆除を行い、さらに、シロアリによる被害があった場合も、被害箇所の補修を含めて自社で対応出来るとのことでした。

当然、事前点検は無償で行ってくれました。

業者による事前点検とその結果

問い合わせのメールフォームを使って事前点検を依頼すると、数日後に担当者から電話連絡があり、その場で点検の日時を打ち合わせました。

点検当日は1時間ほど前に担当者から時間確認の連絡があり、その後、指定していた時間通りに担当者が来ました。

通常は台所や和室などから床下に入ることが出来るようになっているらしいのですが、我家にはそのような場所がなかったので、担当者の方は、和室の畳を上げて床の一角を切断しました。

そして作業着に着替えると、そこから床下に潜って行き15~20分ほど調べていました。

その後、デジカメの画像を見せながら点検の結果を説明してくれました。

湿気などもなく床下の状況は良好で、シロアリによる被害の形跡は見られないとの報告を受けました。

床下に入る際に切断した部分は、点検終了後きちんと補修してくれました。

私はそれでも心配だったので、薬剤による消毒は必要ないかを尋ねると、担当者は「シロアリは何処にでもいる昆虫で、普段は土の中にいます。

湿った木があると地中から蟻道を伝って侵入してきますが、木が乾燥していて周囲に湿気がなければ大丈夫です。

点検の結果、消毒の必要はありません。」とのことでした。

ネットの書き込みの中には、業者によってはシロアリがいなくても被害を確認したと言って、薬剤の散布などを勧める悪徳業者もいるらしいのですが、私がお願いした会社ではそのようなことは一切ありませんでした。

事前点検から2年が経ちましたが、あれ以来、我家の周りでシロアリは見掛けていません。

シロアリの駆除で迷ったら!シロアリ駆除費用ガイド

この記事を書いた人

しろありマン
大事な我が家がシロアリの被害にあってから、シロアリに詳しくなった40代男。
築20年のマイホーム在住。
妻と子供2人の4人暮らし。
休日はよくホームセンターを訪れる。